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しがまにあ

2006年12月19日

藤屋内匠

師走のごあいさつやお年賀に、なにかと手土産を買い求めることも多いこの季節。
とくに遠方へ帰省する人などは、滋賀ならではのものを贈りたいところです。

今回ご紹介する「藤屋内匠」は、民画・大津絵をモチーフにした落雁や
江戸時代から伝わる羊羹「湖水月」などで知られる老舗。



創業は江戸初期の寛文元年(1661年)。大津でも1、2の長い歴史をもちます。

 

当初は鶴屋仁兵衛という屋号でしたが、”犬公方”の名で知られる五代将軍・綱吉の時代、
綱吉の子・鶴姫が誕生し、屋号がおそれおおいということで、藤屋内匠の名にかわったのだとか。
それが、赤穂浪士討ち入りの2カ月前、元禄15年(1702年)だったというのですから
いかに古くから菓子を作ってきたかがわかるというもの。

また、日本最古といわれる落雁の木型が伝わっていて、
大津歴史博物館のほか、店内にもいくつか展示されています。
13代・遠藤仁兵衛さんは、地元大学で講師を務めるほど
菓子と地史についての造詣が深く、その歴史を教えていただくことができました。

 
店内に飾られた落雁の木型と大津絵

室町ごろの「落雁」と呼ばれるようになったこの菓子が、木型を使う現在の形になったのは
江戸・明和~安永年間(1764~1780年)ごろ。
ちなみに大津絵がいまの絵柄になったのもこのころのこと。
文化文政期(1804~1829年)には、中国からの輸入砂糖・唐三盆のほか
四国で和三盆が作られるようになり、大型で色彩華やかな落雁が発展します。

藤屋内匠に残されてい木型は最古のもので明和年間製。
つまりこのお菓子を初期から絶えることなく作り続けている
歴史の語り部でもあるわけです。

店に残る古文書によると、京都御所や大津代官所、諸藩の蔵屋敷や
石山寺、三井寺などの社寺、有力な大津の町人などに
菓子を納めていたことが記されていて、人々に長く愛されてきたことがうかがえます。


 

同店の「大津画落雁」は、現在でも150年前の安政期の木型を使って打ち出していて、
絵柄はおなじみの藤娘や鬼の寒念仏など9種類。
和綴り本をかたどった化粧箱に入って1050円です。
「近江八景」を描いた落雁もあります。


 

旧膳所藩の御用達羊羹として知られるのが「湖水月」。
中央に裏ごしした栗が入れられ、琵琶湖に映る満月を表しています。
1本1470円。季節の生菓子も豊富にそろいます。


 

また、ファンが多いのがバターと卵をふんだんに使った「湖っ子サブレー」。
県鳥・かいつぶりを模していて、口にいれるとサクッとした歯ごたえとともに
シナモンの香りが広がるのが特徴。

三井寺の「弁慶の釣鐘」にちなんだ「僧兵サブレー」もあり
どちらも5枚入り370円。詰め合わせに最適です。


 
志賀の月140円、師走餅5コ635円

いずれも一つずつ丁寧に手作りされ、品の良い甘さが持ち味。
今年の手土産には、古都・大津の味と歴史を届けてみませんか。



※情報は2006年12月現在。詳しくはお問い合わせください。



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御菓子司 藤屋内匠(ふじやたくみ)
★住所 大津市中央3丁目2-28
★電話 077-522-3173
★営業 9:00~18:00
★定休 日曜 ※1月1日~3日は休業
★地図 地図はこちら


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しがまにあスタッフ

滋賀在住の“シガサク”スタッフ、 
ふみさー、初雫、キョチ、Yucco、れお の5人が、
滋賀のいいトコロをガツガツ!レポートしていきます。
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