2008年03月25日

北島酒造

春めいた日差しが続き、県内でも次々と桜の開花の声が聞こえてきました。
そこで今回は、花見の席に、また春のお祝いごとに欠かせないお酒、
しかも滋賀の蔵元が丹精込めた地酒の数々をご紹介しましょう。



「御代栄」でおなじみ、湖南市の「北島酒造」。



JR甲西駅から古い街並みがいまも残る旧街道へ、歩くこと5分。
ひときわ往時の姿をとどめている界隈に大きな暖簾と
造り酒屋のあかし「杉玉」が見えてきます。


街道に面した表から、さらに奥へと続く蔵。


この甲賀地方一帯は、昔から“近江の灘”と呼ばれるほどの酒処。
この辺りは水脈が豊かな上に、鈴鹿山系の伏流水は軟水で
口当たりがやさしく、上品な味わいの酒を造り出すといいます。

とくに比叡おろしと琵琶湖面からの厳しい冷え込みは酒造りになくてはならないもの。
また近江が良質の酒米「日本晴」や「玉栄」を生む米どころであることも
豊かな酒文化を育んできました。



そのなかでもとくに古い歴史をもつのがこの北島酒造。
古文書によると江戸初期の寛文4年(1664年)、針村に庄屋を務め
薬や米を営んでいたとされ、文化2年(1805年)には酒屋をはじめたと
記録に残っているのだとか。酒づくりだけでも200年以上の時を経てきたわけです。

商標である「御代栄」(みよさかえ)は、万葉集・大伴家持の歌にちなんでいて
「お客様も当社も御代に栄えるように」という
近江商人らしい願いが込められているのだそうです。



なかへ入ると街道沿いの旧家らしい趣で、ゆったり高い天井のもと
じっくりと自分好みのお酒を探すことができます。




店内に酒の仕込み水が湧き出し、その下はなんと「水琴窟」が造られていました。



じっと耳を澄ましてみると、琴のような涼やかな音色が響きます。
それはまるで、うまい酒を醸し出す水の、一滴一滴を耳で楽しむような感覚でした。



店内にずらりと並ぶ酒瓶は種類も豊富。
HPには「味わいの目安表」もあって、好みの味を探すのにとっても便利!


磨きに磨きぬいた山田錦を使い、丹精込めて醸造した「大吟醸」。
風雅な吟香と、ピンと立つような旨味の調和に匠の技が光ります。


「大吟醸 御代栄」(左)は全国鑑評会金賞受賞の酒。
1800ml10194円、720ml4077円。
グッドデザイン賞を受賞した「大吟醸 御代栄 鶴亀セット」
1800ml×2本で20388円、720ml×2本で10194円。



アンティークボトルが印象的な「大吟醸 この道一筋」(左・1800ml10194円)
「大吟醸 黒松御代栄」 (中・1800ml5096円ほか)、
「大吟醸 吟醸の初声」
(右・720ml2039円)。


契約栽培減農薬の近江米「玉栄」のみを使い、低温でじっくり仕込んだ「純米酒」。
華やかな吟醸香が口のなかに広がり、余韻までじっくりと楽しめます。


「純米大吟醸 近江米のしずく」 (左・720ml3058円)、
「純米吟醸 近江米のしずく」 (中・720ml1528円ほか)、
名前もユニークな「酒は男を磨く水」 (右・500ml1019円)、
「へんくつ」 (右・1800ml2853円)。


このほか「旨口」として、技ありの酒もたくさんそろいます。
米で造られたアルコールを添加することで、米の旨味を最大限に引き出し
スイスイと入る口当たりの良さが人気。


「季の酒 春」 (左)はグッドデザイン賞を受賞した超特選生貯蔵酒。
さわやかな香りとマイルドな口当たりは女性にもおすすめです。
1800ml2548円、720ml1325円。

「甲賀流吟醸」 (中・1800ml2548円ほか)、
「特選街」の日本酒コンテストで全国第一位を獲得した「王道」 (右・1800ml2242円)。


このほか、慶事にぴったりな「大祝」「純金箔入」のほか
新年の酒「新春を寿ぐ」、父の日の「おとうさんありがとう」といった商品もあります。


そして、忘れてはならないのが「自慢の秘蔵っ子」。

蔵出し風味そのまま、酒通があこがれるしぼりたて生原酒
その名も「しぼったそのまま一番酒」1800ml3000円、720m1500円。
生カップ(180ml・350円)もありました。


季節によって数量限定で販売されるお酒もあり、
しぼったその日、年に一度だけのお酒もあるのだとか。

こちらは春ならではの
「梅酒」500ml1100円。
限定500本の品。
なんと贅沢なことに、生原酒仕込み!
酒蔵ならではですね。

生酒を使っているため、
氷砂糖は家庭で作る
10分の1で十分なんだとか。

試飲させていただきましたが、
びっくりするほどスキッとした口当たりで
味わったことがないような
高い香りが胸のなかまで染み入るよう。











贈答用の化粧箱入りや、ちょっと味見を、という人に便利な小瓶もあります。



店内には「大吟醸の酒佳寿(さけかす)」もあり、袋には酒粕料理の作り方も書いてあります。
こちらも驚くほど風味豊かで、冷蔵庫なら長期保存も可能。500g350円です。




御代栄オリジナルのお猪口や火鉢灰皿もあり、
ひときわ目をひいたのは酒瓶のミニチュアが付いた携帯ストラップ
これはレアアイテムです。一つ200円。
ただし、これを付けていると「のんべえ」なのがバレますが…。



電話やファックスで注文もできますが、旧街道をたどり
趣ある店舗に足を運んでみるのをぜひおすすめします。






※情報は2008年3月現在。詳しくは直接お問い合わせください。



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北島酒造株式会社
★住所 湖南市針756
★電話 0748-72-0012
★営業 8:30~17:30
★定休 日・祝日
★HP  http://www.kitajima-shuzo.jp/index.html
★地図  地図はこちら


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