しじみのふる里 小松家

しがまにあスタッフ

2007年03月06日 20:00

大津・石山寺近辺の特産品といえば、おなじみ瀬田しじみ。
寺の門前には、世界最大の淡水産貝塚といわれる「石山貝塚」もあり、
縄文時代の昔から、人々に食されてきたことが知られています。

その貝塚の史跡のすぐ近くにあるのが、しじみめしで有名な「小松家」。



店の向こうはすぐ瀬田川。左手を進むと石山寺の山門があり、
石山貝塚の史跡はすぐ目の前です。





花の寺として名高い石山寺はいま、梅が最後の見ごろを迎え、
早咲きの不断桜も開花。山際や川沿いに植えられた
ソメイヨシノのつぼみがほころぶのもあと少し。
参拝のその足で瀬田しじみを味わう人も多いようです。


こちらは人気の「しじみめしセット」950円。



しじみめしに、しじみの山椒煮、しじみ汁、畑のお肉、
じゃこ山椒、香の物が付いていて、まさにしじみづくし。
ミニにしんそば付き、または茶碗蒸し付き(土日祝のみ)は1250円です。




昔は、大津あたりの岸辺で数多くみられた瀬田しじみ。
子供たちが浜遊びのあと持ち帰り、晩のおかずにする、というのも
高度成長期の前までは、よくあった光景だと耳にしますが
いまは漁獲量も減りました。

輸入物が増えるなか、小松家では瀬田しじみにこだわって
しじみめしやしじみの佃煮を作り続けているのが身上。
瀬田しじみは琵琶湖の固有種で、一般的なヤマトシジミに比べると
厚みがあり、身が大きいのが特徴で、
古くは『万病に効く』とも言われてきたとか。


しじみめし御膳(1575円)



しじみ釜飯(950円)もここの定番で、セットなら1450円、
牛しゃぶ・しじみ釜飯(3150円~)、式部弁当(2625円)のほか
定食類にはどれもしじみめしが付いています。

ここの釜飯は、ふんだんに瀬田しじみが使われているうえに
カツオやイワシなど4種類の魚を2時間煮込んで作ったダシと
少量のしょうゆ、砂糖で炊きこんでいます。
しじみ本来の味を生かすため、薄味なのも特徴。


 

店内はゆったりした雰囲気で、気軽にお茶も楽しめます。
民芸調のしつらえに、窓から瀬田川を望む席も。

   

湖国の味をはじめ、石山寺名物などお土産コーナーも充実。
 

とくにおすすめしたいのが、持ち帰り用の「しじみめし」630円。
お土産によし、花見のお弁当にしてもよし。
 

ほかにも「しじみめしの素」650円や、
「しじみしぐれ煮」550円、琵琶湖の珍味もそろっています。

  


梅から桜、菖蒲へと、花の見ごろが続く石山寺。
参拝の際に、ぜひ湖国の味を楽しんでみてください。

  
写真:(社)びわこビジターズビューロー



※情報は2007年3月現在。詳しくは直接お問い合わせください。



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しじみのふる里 小松家
★住所 大津市石山寺3丁目1-17
★電話 077-537-0129
★営業 10:00~16:00(土日祝~17:00)※季節によって変わる場合あり
★定休 不定休
★HP  http://www.komatsuya.org/
★地図  地図はこちら 


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