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しがまにあ

2007年02月20日

びわこ食堂・とりやさい鍋

湖国の鍋の定番。
それは、知る人ぞ知るびわこ食品のとりやさいみそを使った鍋料理。

このとりやさいみその原点を求めて、生まれの地、びわこ食堂を訪れました。


びわこ食堂・とりやさい鍋びわこ食堂・とりやさい鍋

メガマート、スーパー2軒、薬局、本屋さん等が並ぶ8号線沿いの高月町の一角。
そのほぼ向かい側にびわこ食堂はあります。

今でこそ、とりやさい鍋で有名なのですが、もともとは焼肉屋でした。
その焼肉屋のご主人が、20年の歳月をかけて作り出したのが、とりやさいみそ


きっかけは、30年前、ご主人が三重県の伊賀上野で見た光景だったそうです。
70歳の老夫婦が作る、味噌。
これを求めて、遠くからたくさんの人々が訪れるのだとか。

滋賀でもこんな味噌ができないか。

考えていた折に
400年前、賤ケ岳の合戦の頃に、兵士に振舞われた味噌仕立ての煮込み汁というのがあった
と聴いたとのこと。

その煮込み汁を再現しようと、試行錯誤を繰り返し、出来上がったのが、とりやさいみそなのです。


びわこ食堂・とりやさい鍋
このお味噌、体によいとされる
22種もの、味噌、野菜、果物、等々が混ぜ合わせて
作られている健康食

けれどとりのエキスは全く入っていないのです。

ご主人の話によると、
『とり』『豚』『牛』の中で、『とり』は脂身の少ない健康食。

病院食にもよく登場します。

健康食=とりのイメージで、
とりやさいみそと名づけられているのだそうです。




こちらのメインメニューは、もちろんとりやさいみそを使った鍋。


びわこ食堂・とりやさい鍋びわこ食堂・とりやさい鍋


とにかくお安くてびっくりicon10

そして、ボリュームにさらに、びっくりicon10


びわこ食堂・とりやさい鍋

写真は3人前。豚と鳥のミックス。

直径30センチほどのお鍋に、標高30センチ以上の白菜の山。
野菜は白菜のみ。そして、その上に人参がトッピングされています。

火にかけてもらって、待つこと数分。

びわこ食堂・とりやさい鍋びわこ食堂・とりやさい鍋

沸騰してきました。

白菜を落とさないように気をつけて、かき混ぜていきます。

びわこ食堂・とりやさい鍋

白菜が少しずつ、沈んでいきます。

びわこ食堂・とりやさい鍋びわこ食堂・とりやさい鍋


食べごろですicon12

お肉はもちろん、白菜もうまみが引き出されてとても美味しいiconN04
白菜の白い部分を、味噌が上手く包んでいます。
葉の部分は、煮込まれるにしたがって溶けていき、味噌となじんでいます。

ご主人が言われるには、お店とお家の味の差は、

     1雰囲気
     2白菜の洗い方
     3量(野菜や、味噌を継ぎ足さない)

だそうです。

家でお鍋をする時は、色んなお野菜をいれますが、一番のお勧めは、白菜オンリーとのこと。

お肉のほかに、ブリや鮭などの魚。また、野菜のみでも十分に味わえるとのこと。


びわこ食堂・とりやさい鍋

さらなるお勧めは、

うどん 一玉 160円

讃岐うどんで、こしがしっかりあり、
味噌と絡んでいます。

ライス(小) 110円
    (中) 160円
    (大) 210円

でおじやも可能です。

お家でされるなら、ラーメンラーメンを入れるのもお勧めだそうです。

もともとは焼肉屋なので、焼肉のメニューをあり、定食も用意されています。

こちらの食堂、広々としていて108人が入ることができます。
もう一つ、お店の奥の方にスペースがあり、計250人が食事をすることができるのだそうですが、
冬場は、味噌の在庫置き場となるため、108人のみとなるそうです。
夜になると、待つ人もできるのだとか。



びわこ食堂・とりやさい鍋
こちらでは、とりやさいみその販売もしておられます。電話注文もOK。

県内の大半のスーパーでも入手可能。

900g   1732円
1800g   3360円
2700g   4830円

ご主人のこだわりは、どんなことがあっても値引きしないこと。

まさに北は北海道、南は沖縄まで、
そして、時には海外、外国の方からも注文があるそうです。

この味噌だけを求めに、東北から高速道路を使って来られる方。
大阪から、この鍋だけのために来られる方。

そういう方にも一切おまけをしないのだとか。

それは、ご主人の商売人魂であり、
誰にも分け隔てなく、純粋にこの味を味わって欲しいという優しさのようです。

そして今は、夏場でも、子供にも手軽に味わってもらえるように、とりやさい味噌汁を開発中。
どんな味わいなのか早く試してみたい感じです。

びわこ食堂・とりやさい鍋

茶色い箱を開けると、このシールが貼られた蓋が目に飛び込んできます。
これは、地元の障がい児さんが貼られています。
しっかりと丁寧に貼られています。



冬になると、毎年このお味噌で鍋を作られる方、
そして高価で、まだ食べたことがないと躊躇されている方も。

こちらで、一度食べてみてはいかがでしょうか?







※情報は2007年2月現在。詳しくは直接お問い合わせください。



*************************************
びわこ食堂
★住所 伊香郡高月町井口字来光1378
★電話 0749-85-2510
★営業 11:00~14:00、17:00~20:30
★定休 月曜
★地図  地図はこちら



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Posted by しがまにあスタッフ at 20:00 │伊香郡
この記事へのコメント
私も「びわこ食堂」に行ったことがあります。
とりやさいみそについて熱く語る店主さんがとても印象的でした。
味は、いつものとおり大変美味しかったです。
次回は、お鍋にライスを入れて、おじやにもチャレンジしたいです。
Posted by 高槻から高月へ at 2007年02月25日 11:04
高槻から高月へ 様、コメントありがとうございます。
取材の際、店主さんは「とりやさいみそ」やその他のこと等、非常に熱心にお話くださいましたが、取材に限らず、お店に来られる方みんなに熱心なのですね。
私も次回は、おじやをいただきたいと思っています。おじやにする際、卵はサービスしてもらえるそうですよ。

お名前から察するに、大阪の高槻から、滋賀の高月に食べにこられたのでしょうか?
Posted by 初雫 at 2007年02月25日 20:36

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