年末年始、帰省なされる方もいらっしゃると思います。
今回はご親族で集まられた時やお土産を購入されるのにお勧めの
近江の銘菓処をいろはがご紹介いたします。

中山道６６番目の宿場、愛知川北入口すぐにある しろ平老舗。
慶応元年（1865年）にお茶屋さんとしてオープンされ現在の御店主で５代目。
創業から変わらぬ場所で引き継がれているそうです。

こちらの地方に古くから伝えられているびん細工てまりは
まるく（家庭円満）て中がよく（仲良く）見えるなどと言われ
新築祝いや嫁入り道具などに使われているそうです。
そちらにちなんで作られた抹茶と小豆の羊羹。

「びん細工てまり」　１６０円（税込）



口当たりがよく甘さ控えめで、抹茶には栗、小豆にはゆり根が入っています。
包装もかわいくてお茶菓子として出されるとすごく喜ばれそうな気がします


お勧め商品の「米どころ」　１５０円（税込）
　先代（４代目）が考案されたそうで
　小豆を３日間かけて煮込み、その後
　独自の蜜に１日付け込まれています。

　また小豆は御店主だけの手で仕込まれ
　季節によって仕込み方法を変えたり
　２つ目、３つ目と手が出るように
　低甘味にし工夫を凝らしているそうです。
　
　ほんとに私、３つくらい食べれそうでした


人気商品の「きんかん大福」　１４７円（税込）

「いちご大福などありきたりのものではないものをお客さんに提供したい」
と５代目が試行錯誤された上、きんかん大福が誕生したそうです。

一口かじるときんかんの香りがパッと広がり
柔らかいお餅に程よい甘さの白餡ときんかんの酸味・苦みがマッチしていました


またきんかん大福以外にも新商品の開発に取り組まれており
女性の意見を参考にされたり、「石の上にも３年」という言葉通りに
売れなかったらすぐやめるのではなく長い目で売れ行きを調査されているそうです。


そして今年の新商品、秋限定「黄金いも」　別サイズ有り

金メダル級においしいという思いを込められたそうで
鹿児島産鳴門金時を窯で蒸し焼き、生クリーム、白餡などを混ぜ合わせた
和と洋のコラボレーションが楽しめました。

店頭に置かれているものがなくなり次第終了でまた来秋発売予定だそうです。
（１２月８日現在、まだありました）

　　↓画像をクリックすると拡大して表示されます↓

　実は５代目、和菓子だけではなく
　洋菓子も学ばれていたことがあ
　るようで、和菓子にも洋菓子の技
　術を積極的に取り入れられてい
　るそうです。

　和菓子屋さんではあまり見かけ
　ることのないクリスマス商品や
　チョコレートまんじゅうなども
　店頭に並べられていました。
　　↑画像をクリックすると拡大して表示されます↑


また季節を楽しんでいただく為に、春と秋に違った味が楽しめる三色団子や定番の宿場ういろうも季節によってトッピングを変えられたりしているそうです。　






週末などは滋賀県内に留まらず遠方からも買いに来られるお客さんで賑わっているそうで
店内奥に飾られた食べることの出来ない名品の数々も楽しむことができます。


愛荘町立歴史文化博物館　「愛知川に残る　和菓子の菓子型」にも出展された手彫りの木型↓


これでもほんの一部だそうで上に並べられている菓子型は今でも使われることがあるそうです



お店以外にも百貨店の催事などに積極的に参加されたり、ネットでも販売されているそうですが
人と接するのが好きだとおっしゃる御店主さんは
「直接お店に買いに来ていただける方がうれしい。」と語っておられました。




※情報は200７年１２月現在。詳しくは直接お問い合わせください。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

しろ平老舗
★住所　愛知郡愛荘町愛知川1504番地1
★電話　0749-42-2733
★営業　8：00～19:00
★定休　木曜日　※200８年1月1日は休業
★HP　　http://www.shirohei.com/
★地図　地図はこちら