夏も終わりに近づき、田んぼでは青々とした稲穂が頭を垂れはじめました。
米どころ近江に新米の季節がやってくるのもあとわずか。
今回ご紹介するのは、地元のお米にこだわった人気のスイーツです。
安曇川にある
「Ne Lashez Pas(ネラシェパ)」で
話題を呼んでいるのが地元・
高島産の米粉を使ったロールケーキ
「竹生ロール」。
お店があるのは高島市の平和堂あどがわ店内。
店主の西沢洋志さんは、京都の有名店で修業したパティシエで
生まれ育った安曇川で焼き立て人気の焼き立てパンの店「サンティール」を営み
2年前、ケーキの専門店をオープンしました。
「ネラシェパ」とは、フランス語で「あきらめないで!」という意味があるのだとか。
ショーケースには常時20種前後のケーキが並び
丁寧な手作りの味がファンを増やしています。
話題の
「竹生ロール」 (1050円)は
「なにか地元ならではのものが作れないか」と考えた西沢さんが
試行錯誤して完成させたもの。
高島のおいしいお米を使っていて、
時間をかけて仕上げた生地は、ふわっとしてやわらか。
しっとりした口どけのなかに素材のおいしさを感じさせてくれます。
プレーン、抹茶などがあり、
とくにおすすめしたいのが写真の「和三盆」。
和菓子などに使われ、四国地方で伝統的に生産されている高級砂糖「和三盆」。
これを贅沢に使うことで、あっさりと上品な甘さに仕上がっています。
クリームのアクセントになっているのは丹波の黒豆。
まさに素材にこだわり抜いたおいしさが楽しめます。
また、安曇川の味にこだわって作ったのが
「しょうゆラスク」 (300円)。
お店からほど近くにある明治3年創業の
「マルイ醤油・岩佐商店」さんの醤油を使ったラスクです。
岩佐商店さんと西沢さんは親しい友人いうこともあり
この味をなんとか洋菓子に取り入れられないかと
何度も何度も試作を繰り返したのだとか。
そのかいあって
高島の豊かな水と昔ながらの天然醸造で造られた醤油のうまさと香りが
ふわっと口に広がり、
キャラメルの風味に不思議とぴったり合っています。
これはクセになる味かも。
ショーケースに並ぶ、生ケーキはいろとりどり。
また、サンティールでもファンの多い
「アップルパイ」はここでも人気。
とくに、土日の午後2時ごろからは焼き立てがずらりと並ぶとあって
これを狙って買い物に足を運ぶ人もいるほど。
ホールは1050円、スティックは230円。
上質のバターを使い、生地からじっくり仕上げたパイには
青森りんごがこれでもかとばかりにふんだんに入っています。
女性だけでなく、男性にも好評で手土産に買い求める人も多いとか。
焼き菓子やクッキーも一つひとつ丁寧に手作りされていて
贈答やちょっとしたお土産にぴったり。
一度食べたらファンになるという人も多いこのお店。
ぜひ足を運んでみてください。
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ネラシェパ(Ne Lashez Pas)
★住所 高島市安曇川町西万木55 平和堂あどがわ店内
★電話 0740‐32‐3227
★営業時間 9:30~20:00
★定休日 なし
★地図 地図はこちら
※情報は2012年8月現在。詳しくは直接お問い合わせください。