2007年08月21日
山路酒造・桑酒
木ノ本・北国街道沿いにある山路酒造。
小さな造り酒屋さんですが、歴史は非常に古く、470年も前、
室町時代の終わりごろまで遡るのだそうです。
現在もお酒を造り続けている酒屋さんの中では、日本で3番目の古さなのだとか。
こちらのお店で、古くから造り続けられているのが、桑酒。
昔は、桑畑の広がる地域ではよく作られていたお酒なのだそうですが、
今、桑酒を作る酒屋さんは全国でも非常に少なく珍しいのだそうです。
滋賀の北の方、湖北の地域では、桑畑が多く見られたそうです。
湖北の町、長浜が浜ちりめんで栄え、ちりめんの元となる蚕(かいこ)の餌が
桑の葉であることによります。
桑酒はリキュール類に分類され、焼酎ともち米から作られます。
もち米を80パーセントまで磨き、焼酎の中に浸けられるのだそうです。
砂糖は一切使われないのですが、とっても甘いお酒です。
アルコールの度数は、日本酒と同程度。
お勧めの飲み方は、ロック。
人それぞれ、好みはあるかと思いますが、私は、とても好きな味わいでした。
何となく、懐かしい水薬の味を思い出します。
この桑酒は、明治から昭和初期の小説家、島崎藤村も愛飲されたそうで、
その時の注文の書が、お店に残っています。
身体によいという噂を聞き、問い合わせをされたのだそうです。
桑酒は、お土産に最適な、ひょうたん型の陶器に入ったものは、200ml 800円。
300ml入りの陶器は1000円。
その他、色んな量のものが、販売されています。
まず、お土産に少量のものを買われ、気に入られた方は、900ml 1450円のもの等を
購入されることが多いそうです。
年に一度、大阪梅田の阪急で、販売されているそうで、その影響もあってか
全国から注文がはいるのだとか。
飾られているのは、毎日放送、ちちんぷいぷいで御馴染みの佐川満男さんのサイン色紙。
そして、名古屋の放送局の番組、坂東英二さんのサイン。
佐川さんは、あっという間に、お店の外観を描かれ、サインと共に手渡して下さったのだそうです。
お酒は桑酒だけでなく、桑酒と同じ製法で作られたのが、黒豆のお酒 500ml 1200円。
黒豆の業者さんから依頼されて作られたそうで、身体にいいものをというコンセプトで
作られたそうです。
黒豆のお酒も甘いリキュールなのですが、こちらは、香ばしい甘みなのだそうです。
もちろん、日本酒も作られていて、銘柄は、北国街道、にお自慢。
一押しの北国街道は左から本醸造、大吟醸、純米酒。辛口のお酒です。
大吟醸 箱入り 720ml 5000円
純米酒 500ml 1350円
その他色々あり。
日本酒を造られるのは、杜氏さん、そして杜氏さん率いる蔵人。
この杜氏さんたちは、常に造り酒屋さんにおられるのではないのだそうです。
山路酒造のお酒を作られるのは、石川県から来られる杜氏さんたちで、夏場は、
猟師として生計を立て、冬場はお酒つくりに来られます。
杜氏さんは、お酒を作る人。
蔵元はお酒を売る人。
昔は、主従関係もあったようですが、今は、共によいお酒を作ろうと、皆で力を合わせて
頑張っておられるそうです。
昭和30年~40年位までは、桶買い、桶売りと言って、大手酒造メーカーに作った酒を売った
りしていた時もあったそうですが、今は、酒造メーカー内で大量生産ができるため、
そういうこともなくなったのだそうです。
今は、量より質を求めて、毎年よりよいものを作ろうとされているとのこと。
一昔前までは、酒つくりの場に女性は入れないというしきたりがあったそうですが、
どんどん現場に踏み込んでいって、お互いに意見を伝え合えるような雰囲気を
作っておられるのだそうです。
ところで、8月22日~25日、9時~22時(22日は17時~22時)は木之本地蔵大縁日。
木之本が一番、賑やかになるときです。
木ノ本駅付近から、木之本地蔵に延びる緩やかな坂(地蔵坂)には、
びっしりと露天が並び、人でいっぱいになります。
山路酒造の奥様も、他の木之本を盛り上げようとする方々と共に、
(「とものき」という喫茶店を年に数回開いておられ、そのメンバーだそうです。)
北国街道沿いにテントを貼り、手作りのカレーを販売されるそうです。
とっても評判のカレーのようです。
木之本のお地蔵様は、目にご利益があるとのこと。
パソコンや携帯を使って、ブログを見たり書いたりと目を酷使する日々。
お地蔵様に、物が見られるありがたさを感謝し、これからもご利益がありますようにと
お祈りがてら、普段とはちょっと違う木之本を楽しむのもよいかもしれませんね。
※情報は2007年7月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
*************************************
山路酒造
★住所 伊香郡木之本町木之本
★電話 0749-82-3037
★時間 8:00頃~18:00頃
★HP リニューアル中につき、只今閉鎖中。
★地図 地図はこちら
小さな造り酒屋さんですが、歴史は非常に古く、470年も前、
室町時代の終わりごろまで遡るのだそうです。
現在もお酒を造り続けている酒屋さんの中では、日本で3番目の古さなのだとか。
こちらのお店で、古くから造り続けられているのが、桑酒。
昔は、桑畑の広がる地域ではよく作られていたお酒なのだそうですが、
今、桑酒を作る酒屋さんは全国でも非常に少なく珍しいのだそうです。
滋賀の北の方、湖北の地域では、桑畑が多く見られたそうです。
湖北の町、長浜が浜ちりめんで栄え、ちりめんの元となる蚕(かいこ)の餌が
桑の葉であることによります。
桑酒はリキュール類に分類され、焼酎ともち米から作られます。
もち米を80パーセントまで磨き、焼酎の中に浸けられるのだそうです。
砂糖は一切使われないのですが、とっても甘いお酒です。
アルコールの度数は、日本酒と同程度。
お勧めの飲み方は、ロック。
人それぞれ、好みはあるかと思いますが、私は、とても好きな味わいでした。
何となく、懐かしい水薬の味を思い出します。
この桑酒は、明治から昭和初期の小説家、島崎藤村も愛飲されたそうで、
その時の注文の書が、お店に残っています。
身体によいという噂を聞き、問い合わせをされたのだそうです。
桑酒は、お土産に最適な、ひょうたん型の陶器に入ったものは、200ml 800円。
300ml入りの陶器は1000円。
その他、色んな量のものが、販売されています。
まず、お土産に少量のものを買われ、気に入られた方は、900ml 1450円のもの等を
購入されることが多いそうです。
年に一度、大阪梅田の阪急で、販売されているそうで、その影響もあってか
全国から注文がはいるのだとか。
飾られているのは、毎日放送、ちちんぷいぷいで御馴染みの佐川満男さんのサイン色紙。
そして、名古屋の放送局の番組、坂東英二さんのサイン。
佐川さんは、あっという間に、お店の外観を描かれ、サインと共に手渡して下さったのだそうです。
お酒は桑酒だけでなく、桑酒と同じ製法で作られたのが、黒豆のお酒 500ml 1200円。
黒豆の業者さんから依頼されて作られたそうで、身体にいいものをというコンセプトで
作られたそうです。
黒豆のお酒も甘いリキュールなのですが、こちらは、香ばしい甘みなのだそうです。
もちろん、日本酒も作られていて、銘柄は、北国街道、にお自慢。
一押しの北国街道は左から本醸造、大吟醸、純米酒。辛口のお酒です。
大吟醸 箱入り 720ml 5000円
純米酒 500ml 1350円
その他色々あり。
日本酒を造られるのは、杜氏さん、そして杜氏さん率いる蔵人。
この杜氏さんたちは、常に造り酒屋さんにおられるのではないのだそうです。
山路酒造のお酒を作られるのは、石川県から来られる杜氏さんたちで、夏場は、
猟師として生計を立て、冬場はお酒つくりに来られます。
杜氏さんは、お酒を作る人。
蔵元はお酒を売る人。
昔は、主従関係もあったようですが、今は、共によいお酒を作ろうと、皆で力を合わせて
頑張っておられるそうです。
昭和30年~40年位までは、桶買い、桶売りと言って、大手酒造メーカーに作った酒を売った
りしていた時もあったそうですが、今は、酒造メーカー内で大量生産ができるため、
そういうこともなくなったのだそうです。
今は、量より質を求めて、毎年よりよいものを作ろうとされているとのこと。
一昔前までは、酒つくりの場に女性は入れないというしきたりがあったそうですが、
どんどん現場に踏み込んでいって、お互いに意見を伝え合えるような雰囲気を
作っておられるのだそうです。
ところで、8月22日~25日、9時~22時(22日は17時~22時)は木之本地蔵大縁日。
木之本が一番、賑やかになるときです。
木ノ本駅付近から、木之本地蔵に延びる緩やかな坂(地蔵坂)には、
びっしりと露天が並び、人でいっぱいになります。
山路酒造の奥様も、他の木之本を盛り上げようとする方々と共に、
(「とものき」という喫茶店を年に数回開いておられ、そのメンバーだそうです。)
北国街道沿いにテントを貼り、手作りのカレーを販売されるそうです。
とっても評判のカレーのようです。
木之本のお地蔵様は、目にご利益があるとのこと。
パソコンや携帯を使って、ブログを見たり書いたりと目を酷使する日々。
お地蔵様に、物が見られるありがたさを感謝し、これからもご利益がありますようにと
お祈りがてら、普段とはちょっと違う木之本を楽しむのもよいかもしれませんね。
※情報は2007年7月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
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山路酒造
★住所 伊香郡木之本町木之本
★電話 0749-82-3037
★時間 8:00頃~18:00頃
★HP リニューアル中につき、只今閉鎖中。
★地図 地図はこちら
Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│伊香郡