2008年10月28日
鶴屋吉正
中仙道の宿場町、守山宿。
街道沿いには、古い道標が今も通る道を指し示していてくれたり、
昔ながらのお店が、昔の賑わいをひっそりと伝えてくれていたりします。

そんな中、揺れるのれんについ吸い寄せられてしまいそうな古い町屋が
昔ながらの和菓子屋さん、鶴屋吉正です。



中に入って行くと、左手のショーケースにたくさんの和菓子やおこわが並んでいます。

和菓子職人の長男のお嫁さんが、
お出迎え。
たまたま通りがかった
お客である私に、
そば茶と栗蒸しようかんを
奥に用意してくださいました
こちらのお店は、昔は慶弔時のお菓子を主に作られており、
店としての形体にされたのはつい最近の出来事だとか。
鶴屋吉正は、東門院という守山では由緒あるお寺の隣。
比叡山延暦寺の東側を守るという意味で、東門院と名づけられており、
古い歴史があるお寺です。
守山の名前も、比叡山を守るというところが由来とのこと。
その東門院への参拝者の休憩所として始められた和菓子屋さん。
100年以上
もの歴史があるそうです。


出して頂いた栗蒸しようかんは、一個 150円。
こちらは、実際に売られている商品の1/4の大きさです。
実はこのとき、満腹だった私
でもこの栗蒸しようかんは甘すぎることなく、すんなりと口の中に入っていきました。
そして、一緒に添えてくださったそば茶が、甘くなった口の中をすっきりとさせてくれます


表に看板の出ていた、蛍だんごは5本入りで、350円。
爽やかな色合いが、夏のホタルのイメージにぴったり。
そう。守山と言えば、蛍。
夏は本物のホタルが、守山の町の中の自然を行きかい、
冬になれば、駅前の電飾が実物のホタルをかもして点灯しています。
守山のホタルはその昔、京に都があった頃、天皇家に献上されたという歴史があり、
由緒正しいものなのだそうです。
参勤交代の中で、京に一番近い宿場として栄えた守山。
前日の夜に、蛍狩りをして、かごに入れられたホタルが、びわ湖の東岸から唐橋を渡り
逢坂山を越えて行く様をちょっと想像してしまいました


こちらはレモンの露草 3個入りで、300円。
近所のレモン、まさに守山産のレモンを使った、爽やかな葛風のお菓子。
甘酸っぱいお味と香りが、広がっていきます。
落雁風のこちらのお菓子は、紅梅。
三種の色があり、お好みの色を組み合わせて、50g 180円、100g 350円。
今も現役で作り続けていらっしゃるご主人です。


その他、山菜おこわ 400円や赤飯 350円も名物。
今の旬、栗赤飯 450円は、すぐに売切れてしまうんだそうです。

紹介しきれない和菓子も、ショーケースの中にたくさん。

また、障がい者さんが作られた、
とても手軽な量で種類豊富なせんべいはすべて105円。
先に出して頂いた、そば茶も購入できます。
実はこちらのお店は、表にも表示してあるように、
和菓子屋兼、ギャラリー。
オーナーさんは、和菓子職人であるご主人の次男のお嫁さん。
とても気さくで楽しいオーナーさんです。
金沢出身の陶芸作家さんで、自宅のある守山の金森町に釜を持ち、焼いていらっしゃるのだそうです。
お得意の香炉は、こちら。
先に出して頂いた、お茶やようかんが載っていた、茶碗やお皿もオーナーさんの作品。



季節物の、お雛さま、かぶと。そして、来年の干支、牛の置物。
それぞれがそれぞれに味のある表情をしていて、一つとして同じものがなくって、
とってもかわいい。
オーナーさんがイケメンちゃんと称される牛は、後方真ん中。
目がキラキラ
です。



他にも縁のある作家さんたちの、ハンドメイド品が、色々並んでいます。
購入
も可能。



百貨店や色んな個展に出展するため、全国各地を飛び回っておられ、
こちらは、猫
をテーマに百貨店で展示、販売された品。


2階では不定期で、陶芸教室も開かれていて、
こんなふくろうが抹茶付き、土付きで、1500円


やはり個性がでるようで、おばあちゃんが作られたものはこちらのふくろう。
大体一時間程度で仕上がるそうです。
教室開催の日は決まっておらず、
オーナーさんとの電話で決まります。
連絡先はこちら 090-8121-5059(小宮山さん)
11月13日(木)~18日(火)には、こちらのギャラリーで、
詩画集と香炉・灯展と称した、展示が始まります。
そして、11月17日(月)には、隣の東門院で、門前アート市が開催。
初めての試みだそうで、目指すは京都知恩寺の手づくり市。
今回の開催が成功することを、せつに望まれていました。
10月28日現在、出展者を募集中とのこと。
興味がおありの方は是非、上記小宮山さんまで、問い合わせしてみてください。
また、11月3日(祝)には、中仙道守山宿界隈で、きもの散策2008が開催。
こちらも第一回目のイベント。
きものを着て守山を歩くと、中仙道街道文化交流館という中仙道沿いの
施設で粗品がいただけるとか。
その他にも、お茶席や大道芸など色んなイベントが目白押しだそうです。
この秋、イベント尽くしの守山。
散策がてら訪れて鶴屋吉正の和菓子や赤飯をお土産に。。。
はいかがでしょうか?
※情報は2008年10月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
*************************************
鶴屋吉正
★住所 守山市守山2丁目2-45
★電話 077-582-2378
★時間 9:30~18:00頃
★定休日 月・火・水・土・日 (木・金のみ開業されてます)
★地図 地図はこちら
街道沿いには、古い道標が今も通る道を指し示していてくれたり、
昔ながらのお店が、昔の賑わいをひっそりと伝えてくれていたりします。
そんな中、揺れるのれんについ吸い寄せられてしまいそうな古い町屋が
昔ながらの和菓子屋さん、鶴屋吉正です。
中に入って行くと、左手のショーケースにたくさんの和菓子やおこわが並んでいます。
和菓子職人の長男のお嫁さんが、
お出迎え。
たまたま通りがかった
お客である私に、
そば茶と栗蒸しようかんを
奥に用意してくださいました

こちらのお店は、昔は慶弔時のお菓子を主に作られており、
店としての形体にされたのはつい最近の出来事だとか。
鶴屋吉正は、東門院という守山では由緒あるお寺の隣。
比叡山延暦寺の東側を守るという意味で、東門院と名づけられており、
古い歴史があるお寺です。
守山の名前も、比叡山を守るというところが由来とのこと。
その東門院への参拝者の休憩所として始められた和菓子屋さん。
100年以上

出して頂いた栗蒸しようかんは、一個 150円。
こちらは、実際に売られている商品の1/4の大きさです。
実はこのとき、満腹だった私

でもこの栗蒸しようかんは甘すぎることなく、すんなりと口の中に入っていきました。
そして、一緒に添えてくださったそば茶が、甘くなった口の中をすっきりとさせてくれます

表に看板の出ていた、蛍だんごは5本入りで、350円。
爽やかな色合いが、夏のホタルのイメージにぴったり。
そう。守山と言えば、蛍。
夏は本物のホタルが、守山の町の中の自然を行きかい、
冬になれば、駅前の電飾が実物のホタルをかもして点灯しています。
守山のホタルはその昔、京に都があった頃、天皇家に献上されたという歴史があり、
由緒正しいものなのだそうです。
参勤交代の中で、京に一番近い宿場として栄えた守山。
前日の夜に、蛍狩りをして、かごに入れられたホタルが、びわ湖の東岸から唐橋を渡り
逢坂山を越えて行く様をちょっと想像してしまいました

こちらはレモンの露草 3個入りで、300円。
近所のレモン、まさに守山産のレモンを使った、爽やかな葛風のお菓子。
甘酸っぱいお味と香りが、広がっていきます。
落雁風のこちらのお菓子は、紅梅。
三種の色があり、お好みの色を組み合わせて、50g 180円、100g 350円。
今も現役で作り続けていらっしゃるご主人です。
その他、山菜おこわ 400円や赤飯 350円も名物。
今の旬、栗赤飯 450円は、すぐに売切れてしまうんだそうです。
紹介しきれない和菓子も、ショーケースの中にたくさん。
また、障がい者さんが作られた、
とても手軽な量で種類豊富なせんべいはすべて105円。
先に出して頂いた、そば茶も購入できます。
実はこちらのお店は、表にも表示してあるように、
和菓子屋兼、ギャラリー。
オーナーさんは、和菓子職人であるご主人の次男のお嫁さん。
とても気さくで楽しいオーナーさんです。
金沢出身の陶芸作家さんで、自宅のある守山の金森町に釜を持ち、焼いていらっしゃるのだそうです。
お得意の香炉は、こちら。
先に出して頂いた、お茶やようかんが載っていた、茶碗やお皿もオーナーさんの作品。
季節物の、お雛さま、かぶと。そして、来年の干支、牛の置物。
それぞれがそれぞれに味のある表情をしていて、一つとして同じものがなくって、
とってもかわいい。
オーナーさんがイケメンちゃんと称される牛は、後方真ん中。
目がキラキラ

他にも縁のある作家さんたちの、ハンドメイド品が、色々並んでいます。
購入

百貨店や色んな個展に出展するため、全国各地を飛び回っておられ、
こちらは、猫

2階では不定期で、陶芸教室も開かれていて、
こんなふくろうが抹茶付き、土付きで、1500円

やはり個性がでるようで、おばあちゃんが作られたものはこちらのふくろう。
大体一時間程度で仕上がるそうです。
教室開催の日は決まっておらず、
オーナーさんとの電話で決まります。
連絡先はこちら 090-8121-5059(小宮山さん)
11月13日(木)~18日(火)には、こちらのギャラリーで、
詩画集と香炉・灯展と称した、展示が始まります。
そして、11月17日(月)には、隣の東門院で、門前アート市が開催。
初めての試みだそうで、目指すは京都知恩寺の手づくり市。
今回の開催が成功することを、せつに望まれていました。
10月28日現在、出展者を募集中とのこと。
興味がおありの方は是非、上記小宮山さんまで、問い合わせしてみてください。
また、11月3日(祝)には、中仙道守山宿界隈で、きもの散策2008が開催。
こちらも第一回目のイベント。
きものを着て守山を歩くと、中仙道街道文化交流館という中仙道沿いの
施設で粗品がいただけるとか。
その他にも、お茶席や大道芸など色んなイベントが目白押しだそうです。
この秋、イベント尽くしの守山。
散策がてら訪れて鶴屋吉正の和菓子や赤飯をお土産に。。。
はいかがでしょうか?
※情報は2008年10月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
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鶴屋吉正
★住所 守山市守山2丁目2-45
★電話 077-582-2378
★時間 9:30~18:00頃
★定休日 月・火・水・土・日 (木・金のみ開業されてます)
★地図 地図はこちら
Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│守山