師走に入り、せわしなくなる毎日。
忘年会など何かと飲み会の多くなるこの季節に、
身体想いの湖国ならではのお料理とお店の御案内！



本日御案内するお店は、瀬田の唐橋付近、玉野浦の夕照の道沿いにある、
川魚料理の「ちか定」。



創業は先々代が唐橋付近で川魚卸をされており、
先代が昭和48年からここ玉野浦で食事処としてスタート。
今は三代目のご主人が伝統を受け継がれています。


地元瀬田では「うなぎ」と云えばちか定が定番。


遠くからも「蒲焼」「おひつまぶし」を食べに来られる方も多く、
夜の営業や週末は予約がベターな隠れた銘店。


ですが、今回は裏メニュー的な存在で圧倒的に常連さんに人気の
「鯉」を中心としたメニューを御案内いたします。


取材に行った時も、いけすに鯉が元気に泳いでました！

　栄養の宝庫
「食べなきゃ損！」と云われる鯉。

鯉の栄養成分にはビタミンＢ１、ビタミンＤ、ビタミンＥ、タウリン、
コラーゲンが豊富に含まれており、
魚の中で最も薬効が多いことから古来より
「薬用魚」と言われています。



　そんな身体に嬉しい鯉のお料理の品々！

上から
鯉のお刺身　酢味噌でさっぱり。臭みもなく淡白な味わい…………600円
鯉の煮付け　こっくりとした味付けはお酒がすすみます！…………700円
鯉こく　　　白味噌仕立て。滋味溢れる鯉の旨みを堪能……………500円

そんな鯉のレパートリーが一度に楽しめるのが、「こい定食」1,900円。



鯉を充分に堪能でき、しかもお腹もいっぱーいっ！
寒い季節、温かい鯉こくの優しい滋味深いシアワセを感じる事ができますよ〜

それにしても身体に良い事ずくめの鯉。
昔から食べ継がれる理由に納得です。

特別に鯉の煮付けを見学させてもらいました。水槽から鯉を取り出し、
鯉の下処理をし皮に切り目を入れて小骨をそぎ切りします。
鱧の骨切りとよく似た感じです。

今の時期は鯉も脂ものって子持ちでとても美味しい季節！
筒切りにされた鯉はどれも子がたっぷりで炊く前から美味しさを予感させます。

日々、継ぎ足しをしながら炊く煮汁と調味料でじっくり炊き上がった鯉。
飴色に炊き上がった鯉を見ているだけでご飯が進みそうでした（笑）
コラーゲンが鍋の中で溢れまくりっ！乾燥が気になるお姉さま方オススメです。

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と、鯉料理のレポートでしたが、
「ちか定」さんに来て鰻を食べない訳にはいきませんっ！
人気の「おひつまぶし」についても少々お付き合いをお願いします。



炭火で焼き上げた鰻をごはんとお櫃に入れて三度楽しむという、
今では人気のひつまぶし。
一度目はそのままで。二度目は薬味を添えて。三度目はお茶漬けで。

鰻はふっくら肉厚で皮に弾力があり、ジューシー。
タレのしつこさが無く鰻独自の味わいを楽しめます。



取材日は朝から進物の予約が沢山あった様で、
炭火の焼き場はフル回転！脂の乗った鰻の行列に圧巻でした。
行列の出来る理由に納得です。



お店では、川魚料理の店として小鉢メニューも充実！


「鰻巻き」は、玉子がふぁっふわぁで中から肉厚の柔らかな鰻を楽しめ、
「鮒すし」はちか定さんで漬けた自家製もの。
臭みもなく鮒ずしが苦手な方でも楽しめそうなお味。



酢の物はこの季節、アマゴ。川魚料理店ならではの一品。
冷酒オススメは滋賀の「草津の宿」。淡麗な味わいが人気。



ご進物やお持ち帰りも随時承りされているようです。
詳しくはお店までお尋ねください。

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今回取材させていただいた「ちか定」さんは、
奇をてらわずに、昔から連綿と受け継がれてきた湖国の美味しさを
正直にまっすぐ川魚料理として表現しているように感じました。

忘年会で飲み過ぎたお父さん、乾燥肌が気になるお姉さま、
瀬田川近くの「ちか定」で身体を労るお料理で舌提と参りませんか。



（情報は２０１１年１2月現在。詳しくはお問い合わせ下さい。）




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川魚料理「ちか定」

■所在地 　　滋賀県大津市玉野浦7-4
□TEL 　 　　077−545−5224
□FAX 　 　　077−545−9674
■営業時間　 昼 11:30～15：0０ 夜 17:00〜21:00
□定休日　　毎週木曜日　　　　
■駐車場　　13台

□ＨＰ　　　http://tikasada.setacai.com/shop.html

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