2013年06月13日
鮎はいまが旬! 漁師さんの味が人気の「川田商店」
今回ご紹介するのは、まさに滋賀ならではの味・湖魚。
しかも、自ら漁に出て、獲れたてをその日に加工するという漁師さんのお店。
近江八幡市・長命寺町にある「川田商店」さんです。

鮎の「スクイ漁」は解禁になったばかり。まさにいまが旬!
その新物をいただいてきました。
お店があるのは、西国三十三所の第三十一番札所「長命寺」すぐそば。


お寺はいまちょうどアジサイが見ごろを迎え、
今年も6月22日(土)に紫陽花コンサートも開かれます。
実はこの川田商店さん。
以前取材した「勢多市」へ出店されており、その際
「ぜひお店にも遊びに来て!」とお誘いいただいたというご縁。

建部大社さんの境内に、わかさぎの天ぷらのイイ香りが漂っていて
ビールにとっても良く会いました(笑)
26号湖岸道路を北へ向かい、長命寺町の信号を左へ折れてすぐに
看板が見えてきます。


んんっ!? 「ウロリ<生>」って何!?と気になりつつ、お店へ。
お店はまさに「長命寺港」に面したところにありました。

「新物」と書かれた鮎の佃煮が、ずらりと並んでいます。

奥は「すごもろこ」。
写真は小パックで一つ500円。大は1000円。
パックはどの商品もほどんどこの値段です。
いまの季節は、地元の味を贈ろうと「お中元」を注文する人も多いとか。
店主の川田容子さんをはじめ、スタッフのみなさんが
獲れたてをすぐ佃煮にするというもので、
漁をするのは、みなさんから「大将」と親しまれるご主人。
この大将のお母様が長年、手作り佃煮の行商をされていたそうで
山椒や生姜がピリリと利いた味は
「つねこおばちゃんの佃煮」として八幡の人たちに親しまれきました。
そのようすはテレビにも取材されています。
お母様が亡くなってからは、漁一本にされていたそうですが
「つねこおばちゃんの味が恋しい!」という人たちの声に押されて
受け継いだ味の販売を再スタートさせたのだとか。
容子さんが切り盛りされるようなってからはネット販売なども始めましたが
「やっぱり、お客さんのお顔を見ながら手渡しできるのがいちばん」と
勢多市をはじめ、各所の朝市やイベント、販売所などに足を運ぶようにしているのだとか。
これも、つねこおばちゃんから受け継がれたものかもしれませんね。
出店先一覧 → ★
※場所、時期によっては販売していないこともあるのでご確認を。
「漁期と催しが重なると目が回るようですが、ご縁がつながるのが楽しくて」
と笑う容子さんの明るいお人柄も、人気のひみつでしょうか。
今月から解禁になった「鮎のスクイ漁」は、写真の船で行われます。

船の前に取り付けられているのは大きな網。
この時期、鮎の群れは湖面近くを泳いでいることが多く
魚群を高い位置から目視してそのポイントへ船を進め、網でスクイ上げるのだとか。
魚群といっても素人目にはわかりにくいもので
そこは漁師の長年の経験と腕の見せどころ!

(↑スクイ漁のようす:写真提供・川田商店さん)
ほかにも3月ごろから始まる「コイト漁」というのもあり
こちらは漁船に高い足場を組み、そこに鮎を獲った網をかけて
魚をゆすり落とすというもの。沖島などでよくみる漁法です。
季節によって、漁法、漁場を変えながら
いろんな魚を獲り、加工していきます。
表の看板で気になっていた「ウロリ」とは、こちら。

琵琶湖固有の魚「ビワヨシノボリ」の稚魚をはじめ、
トウヨシノボリなどハゼ類の稚魚が古くからこう呼ばれいてるようです。 → ★
ウロリだけ佃煮にしたものもありますが、豆と一緒に炊いた「ウロリ豆」もたまりません。
右はおなじみ「えび豆」。

「すごもろこ」も琵琶湖原産。

もちろん鮒寿しも漬けてらっしゃいます。天然もの。

ほかにも本もろこ佃煮(600円)や瓶詰のシジミ煮(500円)、
子持ちすもろこ(600円)、あゆ南蛮漬けなどもあり、地方発送もOK。
贈答にも喜ばれそうですよね。
ご主人、奥様、そしてスタッフのみなさんで受け継ぎ守る琵琶湖の味。


店の奥の厨房には佃煮を炊く大きな鍋がいくつも並んでいました。
口に入れたときのやさしい自然の味に
「滋賀に住んでてよかったな~」としみじみ感じます。
ぜひお子さんたちにも味わってほしいな…なんて思いました。

*************************************
漁師の店 川田商店
★住所 近江八幡市長命寺町48‐20
★電話 0748-32‐3140(FAX同じ)
★営業時間 8:00~18:00 年中無休
★HP http://www.tabemono-kawata.jp/
★地図
地図はこちら
※情報は2013年6月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
しかも、自ら漁に出て、獲れたてをその日に加工するという漁師さんのお店。
近江八幡市・長命寺町にある「川田商店」さんです。

鮎の「スクイ漁」は解禁になったばかり。まさにいまが旬!
その新物をいただいてきました。
お店があるのは、西国三十三所の第三十一番札所「長命寺」すぐそば。


お寺はいまちょうどアジサイが見ごろを迎え、
今年も6月22日(土)に紫陽花コンサートも開かれます。
実はこの川田商店さん。
以前取材した「勢多市」へ出店されており、その際
「ぜひお店にも遊びに来て!」とお誘いいただいたというご縁。

建部大社さんの境内に、わかさぎの天ぷらのイイ香りが漂っていて
ビールにとっても良く会いました(笑)
26号湖岸道路を北へ向かい、長命寺町の信号を左へ折れてすぐに
看板が見えてきます。


んんっ!? 「ウロリ<生>」って何!?と気になりつつ、お店へ。
お店はまさに「長命寺港」に面したところにありました。

「新物」と書かれた鮎の佃煮が、ずらりと並んでいます。

奥は「すごもろこ」。
写真は小パックで一つ500円。大は1000円。
パックはどの商品もほどんどこの値段です。
いまの季節は、地元の味を贈ろうと「お中元」を注文する人も多いとか。
店主の川田容子さんをはじめ、スタッフのみなさんが
獲れたてをすぐ佃煮にするというもので、
漁をするのは、みなさんから「大将」と親しまれるご主人。
この大将のお母様が長年、手作り佃煮の行商をされていたそうで
山椒や生姜がピリリと利いた味は
「つねこおばちゃんの佃煮」として八幡の人たちに親しまれきました。
そのようすはテレビにも取材されています。
お母様が亡くなってからは、漁一本にされていたそうですが
「つねこおばちゃんの味が恋しい!」という人たちの声に押されて
受け継いだ味の販売を再スタートさせたのだとか。
容子さんが切り盛りされるようなってからはネット販売なども始めましたが
「やっぱり、お客さんのお顔を見ながら手渡しできるのがいちばん」と
勢多市をはじめ、各所の朝市やイベント、販売所などに足を運ぶようにしているのだとか。
これも、つねこおばちゃんから受け継がれたものかもしれませんね。
出店先一覧 → ★
※場所、時期によっては販売していないこともあるのでご確認を。
「漁期と催しが重なると目が回るようですが、ご縁がつながるのが楽しくて」
と笑う容子さんの明るいお人柄も、人気のひみつでしょうか。
今月から解禁になった「鮎のスクイ漁」は、写真の船で行われます。

船の前に取り付けられているのは大きな網。
この時期、鮎の群れは湖面近くを泳いでいることが多く
魚群を高い位置から目視してそのポイントへ船を進め、網でスクイ上げるのだとか。
魚群といっても素人目にはわかりにくいもので
そこは漁師の長年の経験と腕の見せどころ!

(↑スクイ漁のようす:写真提供・川田商店さん)
ほかにも3月ごろから始まる「コイト漁」というのもあり
こちらは漁船に高い足場を組み、そこに鮎を獲った網をかけて
魚をゆすり落とすというもの。沖島などでよくみる漁法です。
季節によって、漁法、漁場を変えながら
いろんな魚を獲り、加工していきます。
表の看板で気になっていた「ウロリ」とは、こちら。

琵琶湖固有の魚「ビワヨシノボリ」の稚魚をはじめ、
トウヨシノボリなどハゼ類の稚魚が古くからこう呼ばれいてるようです。 → ★
ウロリだけ佃煮にしたものもありますが、豆と一緒に炊いた「ウロリ豆」もたまりません。
右はおなじみ「えび豆」。

「すごもろこ」も琵琶湖原産。

もちろん鮒寿しも漬けてらっしゃいます。天然もの。

ほかにも本もろこ佃煮(600円)や瓶詰のシジミ煮(500円)、
子持ちすもろこ(600円)、あゆ南蛮漬けなどもあり、地方発送もOK。
贈答にも喜ばれそうですよね。
ご主人、奥様、そしてスタッフのみなさんで受け継ぎ守る琵琶湖の味。


店の奥の厨房には佃煮を炊く大きな鍋がいくつも並んでいました。
口に入れたときのやさしい自然の味に
「滋賀に住んでてよかったな~」としみじみ感じます。
ぜひお子さんたちにも味わってほしいな…なんて思いました。

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漁師の店 川田商店
★住所 近江八幡市長命寺町48‐20
★電話 0748-32‐3140(FAX同じ)
★営業時間 8:00~18:00 年中無休
★HP http://www.tabemono-kawata.jp/
★地図

※情報は2013年6月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│近江八幡