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しがまにあ

2008年05月13日

辻末製菓舗

滋賀にご当地名物数あれど、名前のインパクトの強さで
他府県の人を驚かすものといえば、辻末製菓舗「たにし飴」。

辻末製菓舗辻末製菓舗

店は瀬田の唐橋にほど近く、1号線や名神瀬田西インターに通じる辻に
大きく看板が掲げられていて、気になっている人も多いのでは?

辻末製菓舗

もちろん、あの「タニシ貝」を粉末にして混ぜて…といった怪しいものではなく
ニッキ風味の黒糖飴で、かたちがタニシに似ていることから名付けられたんだとか。

創業が明治13年(1880年)というこの店の看板商品で
初代が明治の中ごろに考案し、100年以上も愛され続ける滋賀のロングセラーなのです。

辻末製菓舗辻末製菓舗

店へ入ると、ふわりと漂ってくるのはニッキの香り。
大型冷蔵庫に入っているのは、すべて「たにし飴」でした。

辻末製菓舗辻末製菓舗

大きいほうは500円、小袋は200円。ほかに300円もあります。


辻末製菓舗

飴屋のあいだでは、古くから丸めた飴を「どんぐり」、
烏帽子(えぼし)形に切ったものは「たにし」と呼ばれてきたそうで、
それが湖畔に多くすむタニシと重なって、
ここの飴はすっかり瀬田名物になったんだそうです。

辻末製菓舗なるほど、言われてみると
大きさといい、形といい、
タニシっぽい?










口のなかに入れたときの香りや歯ざわりまで追及した初代は
工夫を重ね、独自の味をつくりだしました。
黒糖ザラメ糖の飴を引いて空気を入れ、それを
肉桂油芥子の実を入れた飴で包むという手間のかけよう。

たかが飴、と侮れないこだわりが、個性的な味と
息の長い人気の秘密といえそうです。

辻末製菓舗辻末製菓舗

のどにもいい「たにし飴」。全国菓子博覧会で金賞も受賞


辻末製菓舗店ではほかにも
「練ようかん」や「ニッキもち」など
どこか懐かしい響きの
お菓子が並びます。









練ようかんは1本900円。舌ざわりがなめらかで
すっきりとした甘さ。抹茶味もあります。

辻末製菓舗辻末製菓舗

お盆には「しんこもち」、お正月には「でっちようかん」と昔とかわらない菓子づくりを続ける同店。


奥の工場をのぞかせてもらうと、古い石臼が残っていました。

辻末製菓舗辻末製菓舗

「しんこもちなどを作るときには、いまも使ってるんですよ」と奥様。
やっぱり、一つひとつ手作りされてるんですね。


思えば近頃はとんとタニシを見ることはなくなりました。
琵琶湖にいなくなってしまったのか、それとも私たちが水辺で遊ばなくなったせいなのか…。

辻末製菓舗の「たにし飴」は、その味とかたちで
私たちの郷愁をさそってくれる名菓です。





※情報は2008年5月現在。詳しくは直接お問い合わせください。



*************************************
辻末製菓舗
★住所 大津市神領1-12-11
★電話 077-545-0021
★直売 9:00~18:00
★定休 月曜
★地図 地図はこちら



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Posted by しがまにあスタッフ at 20:00 │石山・瀬田

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